旅1日目の最後は時間が許す限り直江津周辺の御朱印巡り。 15時前に直江津に着いて、15時ちょうどに国分寺方面に向かうバスがあるということですぐに乗車。 頸城バスなんて久しぶりに乗ったな。けど、JRがSuica適用していない地域だからかバスもICカードもバスカードも存在しないなんて…… more かなり遅れている気がするのだが。 最初に向かった先は本願寺の国府別院。 浄土真宗を開いた親鸞が京都からこの近くの居多が浜に流されて、この地で教えを広めたとされている。 この近辺で浄土真宗が多いのはその為だろうか。 境内や本堂の中も親鸞にまつわるものばかりである。 浄土真宗なので御朱印はいただけないが、このような形で参拝記念をいただける。 次に向かった先は居多神社(こたじんじゃ)。 越後国一宮で、平安時代には存在していた神社である。 浄土真宗の親鸞が京都からこの地に流された時も参拝した話があったり、戦国時代にはこの地を支配した上杉謙信の崇敬を受けたり、松尾芭蕉が奥の細道の旅から戻る途中で参拝したりという記録がある。 元々は海に近いところにあったが、境内の一部が波の侵食を受けたため、明治時代に今の場所に遷ってきたという。 御朱印は社務所に書置きの紙が用意されていて、セルフで受け取る方式。コロナ対策と思われる。 居多神社から歩いて数分のところにあるのが越後国分寺。 奈良時代から鎌倉時代にかけては、このあたりが越後国の中心だったようである。 仁王門をくぐって境内へ。 境内には松尾芭蕉の句碑もある。 奥の細道で日本海側の街を転々としていたようである。 本堂は昭和の時代に焼失して、平成に入って再建されたもの。 国分寺という名前の通り、名前の通り聖武天皇が全国各地に建てさせたもので、上杉謙信が真言宗の寺院として再興させ、後に天台宗の寺院となって江戸幕府からの寄進も受けて発展してきたという。 堂内には5つの仏像(五智如来像)が並び、じっくり見入ってしまう。 越後国分寺と言えばこの三重塔。 江戸時代末期の安政の時代に建て直されたものだという。 この日に参拝した時、本堂が閉まっていて御朱印をいただけなかったが、翌日改めて参拝したらこの通り御朱印をいただくことができた。 直江津の中心街に戻ってきて府中八幡宮へ。 越後国の総社とされているが、御朱印をいただける日は限られているようで、この日はいただくことができなかった。 境内の狛犬も原型を留めていない状態に。 空海筆となっているが、真言宗を開いた空海だろうか。 だとしたら、当時の筆を型にとって起こしたのだろうか。 次に向かった先は八坂神社。 1028年の創建で、江戸時代に日吉社と諏訪社を合祀して、今の社殿も江戸時代末期に建てられたもの。 直江津の祇園祭はこの神社によるもの。 この日最後に参拝したのは直江津大神宮。 明治時代に創建した伊勢神宮直系の神社である。 直江津の神社でいただいた御朱印。 居多神社だけ書置きの紙である。   1泊2日の旅の1日目はこれにて終了。 予定通り順調に巡ることができて良かった。 2日目は車を借りて新井にある城跡に向かいます。   close

2021.06.05 中上越旅1日目(3) 直江津の御朱印めぐり